2012年12月12日

金滴さんに行ってきました

新十津川に行ってきました。

日ごろの行いが良いせいか?丁度お邪魔する時間帯は札幌も新十津川も晴れておりました。
丁度お蔵を後にしたころから境地的に大雪になったみたいです。

金滴さんにお邪魔する時は、必ずと言って良い程、雪が降っております。
まあ冬ですから毎日雪が降ってもおかしくもないのですが・・・

今年5回目の新十津川です。
年内はこれが最後ですね。

018.JPG

丁度、彗星の純米の生酒がリリースされたばかり、感想もそうですが、23BYと24BYの違いを聞きたかったのです。

020.JPG

杜氏曰く「明確なのは経験値」とお答えがありました。

昨年の造りは、料理に例えると、レシピのないところにいきなり料理を作るようなものみたいだったと・・・

046.JPG

川端杜氏は22BYから杜氏に就任されました。
しかしながら22BYの仕込みはわずか数本。
本格的に始まったのは、そう23BYからです。

054.JPG

川端氏はご存知の通りに、本州のお蔵さんで修業されてきた方です。
山田錦、五百万石、美山錦等々、本州のお米を中心に酒造りをされてきました。

052.JPG

金滴のある新十津川は、空知地方になります。
特にエリア的にはJAピンネの吟風の生産地です。
金滴は、地元、空知の米を使うのが特徴です。

058.JPG


杜氏は、道産の好適米の吟風、彗星はもちろん使ったことはなかったのです。
しかもお蔵には、一緒にお酒を醸したことのあるスタッフもいませんでした。
週に5回は、お蔵に泊まる毎日だったとか。
毎日毎日を仕込と闘う日々が続いたみたいです。

068.JPG

実際に感じる事は出来なかったかもしれませんが、23BYの始めの方に仕込んだお酒と後半に仕込んだお酒の味は、明確に変わってきていました。

今年は、昨年一緒に経験したスタッフもいます。
杜氏には心強い存在ですね。

145.JPG


23BYのお米は、かつて稀にない豊作でしかも米の粒は大きい、最高の出来栄えの米ができた年だったみたいです。

今年の米は、前半は絶望的でしたが、後半に入り、見事に回復、そして豊作となりました。
ただ米の大きさは、昨年のものよりはやや小粒との事です。

この豊作で金滴さんにも、予定よりも少し多くお米が入ったみたいです。

098.JPG


昨年のお酒造りの経験を元に今年の造りが始まっております。

リリースされた彗星純米の味わい、皆さんどうお感じになられましたか?
個人的には、昨年のモノよりは香も穏やかで、より洗練されて、さらにふくらみがアップしている気がします。
今まで味わってきた彗星を使ったお酒のイメージは、澄んだ繊細なタッチな味わいでした。
今回感じたのは、ブドウのような旨み、そして膨らみ感、とても楽しい味わいですね。
昨年にはない味わいです。

さらにこのお酒の火入れが楽しみですね。
生のタイプと火入れのタイプの違いをイメージしてお酒を造られたみたいですね。
生なんだけど、あまりフレッシュフレッシュしすぎていないような感じだとか・・・

では火入れはどうなるのでしょうね?



今年は、仕込番号までもが気になる造りなのかもしれません。

今年も金滴は変化し続けます。

040.JPG


私を筆頭に道民は道産米で造った、道産酒に飢えているような気がします。

金滴さんは、昨年は大ブレイクでした。
私が感じるには、北海道には、今までにはなかったタイプの日本酒であり、さらにそれが美味しく感じ、価格がよりお値ごろであったからだと思います。
美味しくてコストパフォーマンスが良い・・・
それは売れることになり、本州のものを買わなくても北海道のものを楽しむようになりますよね。

032.JPG

道産米の価値は、今は上がってきています。
今後もどんどん上がるでしょう。
その時の道産酒の価格はどうなるのかが心配です。
コストパフォーマンス・・・
難しい言葉ですね。

いつも思っておりましたが、道産酒は美味しいものがあっても、残念ながら本州産のお酒の味わいと比較して何かが劣っているものが多かったように思えます。




醸した本人がびっくりした金賞受賞、しかも道産米での受賞。

北海道に住む者にとって、この上ない嬉しい受賞でした。
この受賞は、金滴さんだけのものではなく、北海道全体の受賞に感じて行きたいです。

098.JPG

もちろん金滴さん、川端杜氏にはますます頑張ってほしいですし応援させていただきます。
そして北海道のお蔵さんにも、もっともっと頑張ってほしいですし、応援させて欲しいです。

来年、もろはくは節目の年を迎えます。

この時期に金滴さんが頑張ってくれて嬉しいと感じてます。
御縁も感じます。

そして北海道のお酒を応援できる事を強く願っていきたいです。


今回の金滴さん訪問で、金滴さんの事以外にそう強く感じるものがありました。

川端杜氏、スタッフのみなさん、お忙しい中、ありがとうございました。

074.JPG

麹室でご指導いただいた加藤さん、ありがとうございました。

台形になるのに時間がかかりましたが、また伺います。

109.JPG

その時はもう少し上達してまいりたい思います。

蒸米掘りは、また体験させてください。
雪かきで特訓してまいります。

134.JPG

駆け付けてくれた笠井さん、ありがとうございました。
櫂入れのタイミングは次回以降に合うように頑張って行きましょうね。

杜氏、蒸米の暑さを教えていただき、感謝です。
他の方にも伝授してください。

また、伺います。

ありがとうございました。

北海道の24BYを楽しくさせていただける訪問でした。

115.JPG
posted by もろはく at 02:32| お蔵訪問レポート