お待たせしました。
三重県の而今です。
待望の千本錦の生です。
広島県産の千本錦を使っております!
県外からもオファーのある酒米・・・
何ともうらやましいですね。
三重県には山田錦もあります。
さらに県オリジナルの米がいくつもあります。
そんな県でも、魅力のお米を求めるお蔵もあるのですね。
北海道にも山田錦が出来る時が来るのかな・・・
本州からたくさん引き合いが来る米が出来るのかな・・・
楽しみですね!
続くぅ~
177号、続編・・・勝手な意見ですが・・・
勝手な意見です、はい!
この酒米使用酒が・・・
お世話になります。
写真は、金滴の旭川は永山産 空育177号使用酒 です。
このお米は「吟風」の後継品種の期待の元、平成20年から24年まで試験栽培、試験醸造がされてきました。
吟風に雄町とほしのゆめの交配品種を掛け合わせ、寒さに強いお米として試験されてきました。
詳しくは下記を参照ください。
http://ineweb.narcc.affrc.go.jp/search/kouhai.html?ineCode=SOR01770
冷害に強い品種は、米作りの農家の皆さんにとっては、とっても大事な事だと思います。
そう言って過去にも初しずくが奨励品種から外されたと聞いております。
今年のお酒、所謂24byでは生産がありません。
(23byまでで、試験栽培が終了のため)
金滴をよくご存知の方には、このお米を使っていること自体が不思議と思える事でしょうね。
新十津川の金滴酒造は、基本的には蔵のある空知地方のお米しか使いません。
それが金滴なのです。
何故に旭川産のお米を使ったのでしょう・・・
空育177号、今の名前は「きたしずく」です。
当初、再建中の金滴さんには残念ながらこの「177号」が回ってこなかったみたいです。
雄町の血を引く米に興味がわかない川端杜氏。
上川のエリアの米を入手、醸造に至ったわけであります。
吟風の後継品種・・・
実際には難しかったみたいですね。
ただ冷害には吟風よりも良いと聞いております。
私は米を作りません。
作れませんと言いましょうか。
そして酒も醸しません。
醸せないと言いましょうか。
出来たお酒を「このお酒、ここが魅力ですよ」と言ってお勧めするのが私の役割です。
後継品種・・・
推奨品酒・・・
2種類でなければ、だめなのでしょうかね?
と申しますのも、このお米「きたしずく」のお酒の存在を知ったのが、金滴さんの23byなんです。
実は私の知っている飲食業従事者、そして若手の酒屋さんとこの117号を含む金滴を飲む会を50名弱で開催しました。
飲む会のラインナップの使用米は、新十津川産の吟風、北空知産の彗星、旭川産の空育177号、旭川産の吟風(試験栽培のお酒との比較の為に醸造)で、それを火入れ、生、加水と原酒の比較テイスティングを行ってみました。
意見や好みはいろいろと別れました。
その中で、この177号の味わいに興味が集まってもいました。
川端杜氏にしてみれば、吟風も彗星、そして177号もほとんどが未知なるお米でした。
ですからどれもこれもが毎日試行錯誤の連続と聞いております。
参加した私達も177号はほとんど初めて口にするものでした。
独特の風合い、旨味があるのですよ。
「今後この米はどうなるのだろう」
そして「この米で醸したお酒はどうなっていくのだろう」
期待が膨らみました。
話題はそちらに集中していきました。
川端杜氏も複雑な心境でしょうね。
「吟風、彗星についてはどうなんだろうか?それなのに177号に話題が行ってしまう。」
私たちの知らないところで、開発研究され、結果としてこの米が無かった事になっていく・・・
仕方のないところなのでしょうね。
当店で開催された「もろはく会 金滴酒造 川端杜氏を囲む会」でも、やはりこのお米を使ったお酒にも人気が集まりました。
日の目をみない米「きたしずく」。
残念としか言いようがない・・・
いつも私が言っている言葉の中に「私は本州のお酒で育てていただいた、できる事であれば、少しでもそのお礼を北海道のお酒に対して行っていきたい」があります。
嘘偽りはありません。
もちろん今後も本州のお酒もたくさん紹介していきます。
北海道のお酒も、もっと紹介していきます。
そんな中で「酒チェン」と言う看板も分けていただきました。
関係者の皆さんのおかげで、北海道のお米が美味しくなっております。
嬉しく、有り難い事ですね。
そしてその美味しくなったお米、酒米ももちろん進化していると聞きます。
北海道の人が作った酒米で、北海道の人が醸す日本酒。
普通の事だと思うのですが、今まで多く無かった事なんですよね。
いろんな事があると思います。
もちろん、予算、枠組・・・
せっかく三年間研究した期待のかかった米・・・
残念です。
チャンスがあるならば、もう一年、やってみたらいかがなものでしょうか・・・
3年って決まっているから無理なのでしょうね・・・
川端さんが醸した「きたしずく」。
たった一回しか醸してません。
もう一度飲んでみたいです。
おそらく一回経験しているから、次回はもっと米の特性を生かしたお酒ができると思うのですよ。
北海道が日本酒のワンダーランドになる事を願って・・・
たった一人のたわごとです・・・
佐賀酒
お世話になります。
九州のお酒、さらに行きます!
佐賀県は 肥前蔵心 権右衛門
このお酒、最近うちのお店で人気だった別銘柄があります。
「パンダ祭」
パンダの可愛いラベルのお酒でした。
その本家本物のお酒を紹介します。
11月にお蔵にお邪魔してきました。
佐賀県ではまだ造りに入っていないお蔵がたくさんありました。
この釜も、今はフル生産でしょうね。
矢野さんと優しいお母様がお相手してくれました。
さて今日のお酒は、山田錦38%精米の純米大吟醸です。
決して派手すぎない吟香と、大吟醸らしく優しくそして豊かに広がる旨味が素敵です。
パンダも良いですけど、このお酒、飲んでみませんか?
造りを前にして矢野さんは、今年の展望について語ってくれました。
「毎年佐賀県産米が不足気味です。いろんなお米にチャレンジすることになるでしょう。」
そして「柔軟性に満ちたお酒造りをしたい」とも語ってくれました。
お蔵では今年4年目になるキモトもあるようです。
今後も楽しみな佐賀のお蔵さんです。
雄町しております。
するっと・・・
久しぶりにまとまった雪が降った気がする札幌です。
昨年一昨年と成人式のあたりに、大雪が降っていた記憶があります。
今週も雪マークだらけですね。
冬ですから、雪が降るのは普通ですが、普段あまり降らない関東では大変な事になっていますね。
さて今日はさらに暖かい九州のお酒をお勧めいたします。
ハイ、福岡県は 庭の鶯です。
最近は、九州勢の熱心な酒造りを感じることができる今日この頃です。
ただ当店は開店当初から九州のお酒を紹介して来ました。
その中の一つに「山口酒造場」様があります。
最近は可愛い鶯のラベルが人気を呼んでいますが、昔ながらのラベルのお酒も
相変わらず美味しいんですよ。
山田錦を贅沢に使い、優しいふくらみが口に広がります。
その後にすぅーっと切れていきます。
その味のさばけ方が素敵なんですよ。
私がはじめて飲んだ時とは、いろんなところが微妙に変わってきていると思いますが、後味のさばけ方は変わらないと思うんですよね。
九州勢の勢い・・・
止まりませんね。
ではでは~~~